金子みすゞという詩人を知っていますか?
そう、「みんなちがって、みんないい」で、小学校の頃とかに習ったと思います。
そんな金子みすゞの詩を真似して、目玉焼きの作り方を書いてみました。
くだらない!っと思いながら、もし、作っていただけると嬉しいです。
まずは、本物の詩から。知っている人はスルーでも◎
僕と小鳥と鈴と
僕が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は僕んやうに、
地面を速くは走れない。
僕がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は僕んやうに
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから僕、
みんなちがって、みんないい。
もう1つ、好きな詩があるので、紹介します。
大漁
朝焼け小焼だ、 大漁だ
大羽鰮(おおばいわし)の 大漁だ。
浜は祭りの ようだけど、
海のなかでは 何万の、
鰮(いわし)のとむらい するだろう。
いかがでしたか?それでは、金子みすゞ風「美味しい目玉焼きの作り方」です。
僕とシェフと白身と
僕が卵を焼いてても
白身はさっさと焦げるのが
ホテルのシェフは僕んやうに
白身を早くは焦がさない
僕がどんなに焼いてても
プルンと食感出ないけど
一流シェフは僕んやうに
平凡なものは出さないよ
白身と、シェフと、それから僕
みんなちがって、みんないい
つべこべ言わずに真似ましょう
プロが作る目玉焼き
ボールにざるを重ねたら
静かに卵を落とします
水気の多い白身だけ
下に落ちていくでしょう
フライパンに油ひき
先にお塩もふりましょう
弱火で焦げがつかぬよう
黄身の硬さはお好みで
水は入れてはいけません
蓋をしてもいけません
はねて表面くずれます
たったこれだけ5分弱
白身と黄身の色目立ち
朝の彩り変わるでしょう
プルンと食感保証します
ボールに残った薄白身
そのまま捨ててはいけません
コンソメスープに混ぜ入れて
活躍の場所あたえましょう
このひと手間への愛着が
あなたの彩りふやすでしょう
白身と、シェフと、それから僕
真似した方が、みんないい。
お付き合い、ありがとうございました!