「アウトプット」という言葉をご存知でしょうか?意味は『出力』。もしくは『発揮』 。この記事では、アウトプットの効力を明快に記している「アウトプット大全」についてレビューします。
この記事を読んで欲しい人
- 「アウトプット大全」とはどんな本か知りたい人
- 「アウトプット」したい人。
記事を読み終えたら解決すること
- 「アウトプット大全」の概要がわかる。
- 「アウトプット」の方法がわかる。
これまでの自分は、インプットばかり。
仕事に追われる自分を変えたい。人生を変えたい。そう思ってから、気付いたら10冊の本を読んでいました。しかし僕は何も変わっていません。いつも「三日坊主」です。実際、3日も続けばいい方で、9割が「0日坊主」でした。
インプットした11冊の本
- 超時間術 DAIGO
- なぜ一流のリーダーは東京ー大阪間を飛行機で移動するのか 能町光香
- なぜ、あなたの仕事は終わらないのか。 中島聡
- 時間術大全 ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー
- 自己肯定感が上がる100の言葉 千田琢哉
- 雑談力が上がる話し方 齋藤孝
- 会話が途切れない話し方 66のルール 野口敏
- やりたいことを全部やってみる 米山彩香
- 嫌われる勇気・幸せになる勇気 岸見一郎 古賀史健
これらの本を読んで、意味がなかったとは思いません。むしろ大事なことは共通していました。
共通していること
- 他人は関係ない。
- 他人のことを思いやる。
- やりたいことをやる。
- すぐやる。行動する。
- 1日の予定を決める
- 短期の目標を決める
- To Doリストをつくる
- ギブ&ギブの精神
- 愚痴は聞くな・言うな
- 生活習慣が大事
などでしょうか。でも、わかっていても、行動しない自分がいるのです。それはなぜか、答えは、行動した先のリターンが見えないからでした。良くなる未来が見えないから、モチベーションが上がらないのです。しかし、「アウトプット大全」を読んで「良くなる未来」が見えました。だから行動できました。その1つが、この記事です。読んだ次の日に書いています。
アウトプットしないと学びが身につかない科学的根拠
アウトプット大全では、アウトプットの有効性を、権威ある研究結果で裏付けてくれています。
プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の共同研究では、大学生を対象に、講義を「手書きでノートを取る学生」と「ノートパソコンでノートを取る学生」に分けて比較しました。結果は、手書きの学生の方が良い成績を上げ、より長い時間にわたって記憶が定着し新しいアイデアを思いつきやすい傾向にあることが明らかになりました。
学びを結果に変える アウトプット大全 樺沢紫苑
書くことで、学びがより定着するのです。以前の僕は、書くこと、記すことに抵抗を感じていました。正直、めんどくさかったのです。しかし、この本を読んで「記さないことの方がめんどくさい」ことに気付いたのです。「アウトプットをしなければ学びは定着しない」。言い換えると、「学んだ時間は全て無駄」ということです。こんなめんどくさいことはありません。2時間本を読んで、意味がないわけですから。
この本では、「アウトプットが大事だよ」ではなく、「アウトプットの方法」を明確にしています。読んだ本の学びを定着させるのは、「以前の自分を振り返る」「気付いたことを3つ書く」「これからの行動を発信する」。です。このサイクルが読んだ本の知識を定着させ、成長できるのです。この記事もその実践です。
行動の指標が具体的かつ実用的
「具体的な行動方法」は他にもあります。
- 日記を書く → 5分で3行書く。内容は、おもしろかったことなどポジティブに
- ToDoリストを書く → 午前中やること3つ。午後やること3つ。隙間時間にやること3つ。など
- 健康管理する → 毎日の体重・睡眠時間・気分を記録する。
- 読書 → 気になった3つに印をつける。感想を書く(befor 気付き after)
- ツイートする → 自分の考える価値を要約(140字)する。ポジティブに。
わかりやすいですよね。どう行動すればいいのか、全て具体的に言語化してくれているのです。
だからこそ僕は行動できました。学んだことを実践し、発信すれば、必ずリターンが生まれるという未来(できる自分の姿)が見えたのです。
強制力をつけるための発信
人間は、楽をしてしまう生き物です。だからこそ、強制力を意図的に生み出すことが大切です。もちろん「アウトプット大全」で学びました。だからこそ、僕は今このブログを書いています。発信=学びの定着&強制力=自己成長。この方程式が理解できたからこそ、今行動できています。
ブログを毎日書きます。←これでは具体的ではないので、続きません。言い換えます。
ブログを毎日1時間で書きます。←これなら、時間制限という強制力があるので続きます。内容は重視していません。未完成でもアップできます。大事にするのは、完成度ではなく、継続(続きは明日書く)。
まとめ
「アウトプット大全」では、発信することによって学びの質が向上し、自己成長の速度が格段に上がることが理解できます。そして、具体的な行動方法がわかります。どれも、論理的で、すぐに実践できる簡単な内容です。実践することによって得られる「できる自分」がイメージできます。行動することが億劫になっている人はまず、この本を読み、できることから始めてみてはいかがでしょうか。まずは一歩踏み出してみることができる一冊です。